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第102回学術集会(平成13年10月21日(日))

【一般演題】
妊娠・分娩・産褥(2)
結節性動脈周囲炎合併妊娠の一例


村上 浩雄, 芹沢 麻里子, 吉田 瑞穂, 高橋 伸卓, 武隈 宗孝, 松井 浩之, 山下 美和, 中島 彰, 前田 真, 佐倉 東武
県西部浜松医療センター産婦人科


 妊娠中によくみられる自覚症状のしびれや腰痛は,そのほとんどが体型や姿勢の変化に起因することから,対症療法のみで経過観察する事が多い.今回,しびれを主訴に来院し,結節性動脈周囲炎による多発性単神経炎と思われる症例を経験したので報告する.
 1経妊0経産.妊娠初期の経過に異常なし.妊娠29週に入り重度の腰痛および下肢のしびれを訴え,近医から当院整形外科へ紹介受診,椎間板ヘルニアが疑われ平成13年2月9日(29週6日)入院.翌2月10日(30週0日)切迫早産徴候を認め,塩酸リトドリンの投与を開始し産科病棟へ転棟となった.2月16日(30週6日)CRPが17.8と上昇していたものの明らかな感染巣はなく,しびれの増悪および神経麻痺も出現したため,神経内科に紹介し結節性動脈周囲炎による多発性単神経炎と推測された.直ちにステロイドによる治療を開始し症状の増悪は抑えられ,CRPも徐々に低下した.34週から塩酸リトドリンの副作用と考えられる肝酵素の上昇を認めたため減量開始し,肝庇護剤の投与も行い肝酵素の低下を認めた.その後,胎児発育も含め妊娠経過は順調であったが,神経麻痺のため日常生活は困難であり,リハビリを行いながら入院継続した.神経生検,血管造影等は妊娠中のため施行せず,臨床症状と治療経過から多発性単神経炎と診断した.4月20日(39週6日)自然陣発し3530gの男児を出産.以後もリハビリを継続し,出産後9日目に母児ともに退院となった.現在リハビリを中心とした治療を行いながら外来経過観察中である.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 38(3) 236-236, 2001


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