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第102回学術集会(平成13年10月21日(日))

【一般演題】
妊娠・分娩・産褥(4)
妊娠9週にVogt―小柳―原田病を発症した一例


稲川 智子, 三浦 敦, 五十嵐 美和, 瀬戸 真理子, 林 瑞成, 鈴木 俊治, 澤倫 太郎, 米山 芳雄, 荒木 勤
日本医科大学産婦人科


 Vogt―小柳―原田病はメラノサイトに対する特異的自己免疫疾患で眼症状を中心とした全身症状を呈すると報告されている.今回我々は妊娠9週に眼症状にて発症しステロイドの局所療法のみでは症状が進行したため,インフォームドコンセントを行い,妊娠中絶,ステロイドの大量療法を行った一例を経験したので報告する.症例は27歳,1回経妊,1回経産婦.妊娠7週より妊娠悪阻出現し,前医でビタミン剤の静注,補液を中心に加療を行っていたところ,視力障害が出現したため妊娠9週1日当科に紹介となった.初診時子宮手拳大,軟.超音波検査上胎児発育は順調であった.視力障害以外は神経学的所見は認められなかった.頭部MRI検査では器質的所見認めず,両眼の視力低下と眼底検査にて漿液性網膜剥離所見が認められたためVogt―小柳―原田病と診断し,ステロイドの点眼療法を開始した.5日後,症状の改善は認められず,眼底所見の進行,内耳機能障害が認められたため患者および家族にインフォームドコンセントを行い,子宮内容除去術後ステロイドの大量全身療法(prednisolone 200mg/day)を行った.ステロイド全身療法後は眼症状,全身症状共に改善し術後13日目にステロイド内服療法(prednisolone 60mg/day)に変更して,外来フォローとした.妊娠にVogt―小柳―原田病が合併した症例の報告は散見されているが,多くは妊娠中期以降であり,妊娠による内因性ステロイドの上昇が本症の改善に寄与したと報告されている.これに対して妊娠初期の免疫状態が自己免疫疾患であるVogt―小柳―原田病の進行に及ぼす影響について考察し報告する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 38(3) 241-241, 2001


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