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第102回学術集会(平成13年10月21日(日))

【一般演題】
妊娠・分娩・産褥(9)
骨盤位分娩の分娩様式の変遷


伊藤 めぐむ, 箕浦 茂樹, 五味淵 秀人, 井上 潤, 中江 華子, 小石 麻子, 永松 あかり, 川野 由紀枝, 堀川 隆, 服部 里佳, 水主川 純, 山本 阿紀子
国立国際医療センター産婦人科


【はじめに】近年,骨盤位の経腟分娩はどこの施設においても激減しているといわれ,当科においても同様である.そこで,分娩様式の年次推移について検討した.【方法と対象】1986年1月〜2000年12月の15年間に当科で分娩となった7699例のうち単胎骨盤位分娩293例(妊娠22週以降,IUFD症例は除外)について年次別の帝王切開率,適応,児の予後について検討した.【結果】帝王切開率は86,87年で約10%であったが93年頃からは50%を超え99,00年では80%に及んでいる.希望帝王切開率は86年3%(1/33)が00年40%(6/15)と増加した.しかし医学的適応症例も86年9%(3/33)が00年46.7%(7/15)と増加していた.分娩様式別Apgar Score 1分値は,経腟分娩で平均7.3点(1〜10),帝王切開分娩(胎児仮死症例等も含む)で6.6点(2〜9),希望帝王切開で7.5点(1〜9)であった.【まとめ】経腟骨盤位分娩は年々減少している.初産骨盤位比し経産骨盤位分娩は安全とされているが,経産婦であっても帝王切開分娩を希望することも少なからずある.希望帝王切開率は増加傾向にあり,一方,医学的適応症例も増加しており患者側の要望のみが増えているのではなく医療従事者側の帝王切開分娩を選択することが多くなってきていることが示された.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 38(3) 253-253, 2001


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