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第102回学術集会(平成13年10月21日(日))

【一般演題】
妊娠・分娩・産褥(9)
当院における外国人分娩の特性


田中 誠治, 佐々木 康, 林 崇, 高橋 祐子, 竹田 善治, 中山 摂子, 坂井 昌人, 中林 正雄
総合母子保健センター愛育病院産婦人科


【目的】当院は東京の中心に立地しており,近隣に多くの外国人が居住しているため,外国人分娩が毎年多く経験される.原則的には自然分娩の方針としているが,それらのニーズに答えるため無痛分娩希望などにも対応している.今回我々は,外国人分娩と本邦の違いを見出すべく後方視的に検討したので報告する.【方法】1998年1月から2000年12月の3年間に,当院にて出産した外国人単胎妊婦469例と双胎妊婦13例を対象とし,1)年齢,2)身長,3)妊娠期間中体重増加率,4)分娩週数,5)分娩所要時間,6)硬膜外麻酔併用率,7)会陰切開率,8)会陰裂傷率,9)出血量,10)児体重,11)アプガースコア,12)分娩様式,13)夫立ち合いの有無,14)入院日数について検討した.【成績】同期間内における当院の総分娩数は3724例であり,内訳は単胎3527例,双胎91例,品胎5例(全例日本人)であった.そのうち外国人分娩の割合は,単胎で13.3%,双胎で14.3%であった.平均年齢は32.0歳であり,初産,経産婦数はほぼ50%の割合であった.【結論】比較的どの外国人にも共通する特性として,はっきりと自分の意志を表現することがあげられる.もともとの体格の違いはあるものの,妊娠中の体重コントロールは我が国ほど厳格ではなく,そのため児体重も平均して大きい傾向にある.当院では夫立ち合い出産を推進しているが,外国人のほうが日本人より出産に積極的に参加している.この他いくつかの項目で興味深い成績が認められた.それぞれについて個々に検討を加えたものを報告する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 38(3) 254-254, 2001


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