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第102回学術集会(平成13年10月21日(日))

【一般演題】
子宮外妊娠(1)
当科における子宮外妊娠の臨床統計学的検討


川上 裕一, 藤井 和之, 佐々木 直樹, 中田 英之, 高野 政志, 松田 秀雄, 喜多 恒和, 戸出 健彦, 菊池 義公
防衛医大産婦人科


[目的]子宮外妊娠は,全妊娠の約1%を占め,ときに出血性ショックから発見され,しばしば緊急性を要する疾患である.そこで,われわれは,子宮外妊娠42例について,疫学的,臨床的に検討し,危険因子の同定を試みたので,文献的考察を加えて報告する.[対象]1996年1月から2000年12月までの間,当科で経験した子宮外妊娠42例.[結果]42例全例において子宮奇形は認めず,年齢別では24才以下6例(14.3%),25才以上34才以下29例(69.1%),35才以上7例(16.6%)あった.部位別では卵管膨大部27例(64.3%),卵管峡部9例(21.4%),間質部,卵巣,腹腔内はそれぞれ2例(4.8%)であった.月別発症数は平均3.5例であったが,7−9月は平均1.7例のみであった.手術別では,開腹手術35例(83.3%)で,腹腔鏡下手術7例(16.7%)のうち1件はMTX局所注入を行った.術中,クラミジア感染によると思われる腹腔内膜様癒着を17例(40.2%)に認めた.輸血を必要としたのは7例のみであった.妊娠歴別では,経妊例が36例(85.7%)であり,子宮内掻爬歴があるものは16例(38.1%)であった.[結論]以上の結果から,子宮外妊娠は夏に少なく,子宮内掻爬歴の有無,クラミジア感染症の有無との相関が示唆された.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 38(3) 272-272, 2001


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