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第102回学術集会(平成13年10月21日(日))

【一般演題】
その他
当院における性器脱症例の検討


杉田 匡聡, 森本 千恵子, 坂本 公彦, 柿木 成子, 中村 淳子, 安田 孝, 滝澤 憲, 本多 洋
三井記念病院産婦人科


【はじめに】三井記念病院産婦人科における子宮脱に対する手術施行症例について検討を行った.【対象】1997年4月から2001年5月までの間に施行した性器脱に関する手術は141例であり,このうち子宮摘出術後に発症した腟脱は6例であった.これらの症例を対象に子宮脱スコア・尿失禁や便秘の有無・妊娠歴などとの関係について調査した.【結果】全症例の平均年齢は,65.3歳(39歳〜87歳)であった.尿道口・前腟壁・子宮腟部・後腟円蓋・後腟壁の5ヶ所の位置を用いて評価する子宮脱スコアを用いて,術前の状態を評価した.このスコアと経産回数,尿失禁・便秘の有無などとの関係を調査した.また,術後における再発や尿失禁などについても評価を行った.当院における術式は,子宮を摘出し,腟式に修復する術式を原則としており,基本的には腟式単純子宮全摘術・膀胱底形成・前後膣壁形成・腟会陰形成を施行した.また,術後の性交渉を必要としない高齢者では,充分な説明と同意の後に腟閉鎖術を施行した.腟壁を固定するにあたり,McCall法・Inmon法などを取り入れ,尿失禁に対してはNicholus法を取り入れるなど,術式に改良を加えつつある.術式の変遷も含め,若干の治験を得たので報告する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 38(3) 280-280, 2001


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