関東連合産科婦人科学会
会員ログイン 代表挨拶
総会・学術集会
学会誌
定款
公告
利益相反
役員構成
事務局案内
求人施設一覧
関連リンク

 関東連合産科婦人科学会会誌 オンラインジャーナル

<< 学会誌へ戻る
<< 前のページへ戻る

第102回学術集会(平成13年10月21日(日))

【一般演題】
子宮体部腫瘍(1)
腫瘍塊において広範囲にケラチンが陽性であった高悪性度子宮内膜間質肉腫の一例


深澤 宏子, 本多 つよし, 岩本 豪紀, 石井 知恵, 川島 茂樹, 小川 恵吾, 内田 雄三, 笠井 剛, 端 晶彦, 平田 修司, 星 和彦
山梨医科大学産婦人科


 子宮内膜間質肉腫―Endometrial Stromal Sarcomaは比較的稀な腫瘍で,術前に診断することが難しく,また,病理診断においても他の子宮肉腫,平滑筋肉腫,混合ミューラー管腫瘍などとの鑑別が難しいとされる.今回我々は子宮内膜組織診でCarcinosarcomaが疑われ,摘出標本の詳細な検討より腫瘍塊に広範囲にケラチンが陽性であった高悪性度子宮内膜間質肉腫の一例を経験したので報告する.<BP>症例は63歳4妊2産婦,平成12年12月12日に不正性器出血を主訴に当院産婦人科を受診した.超音波断層検査所見上,子宮腔内に粘膜下筋腫様の腫瘤を認め,子宮内膜組織診を施行したところ癌肉腫(Carcinosarcoma)を疑う組織像を確認したため,両側附属器を含む単純子宮全摘術および骨盤リンパ節廓清術を施行した.摘出標本の組織像では子宮内膜間質細胞類似の細胞が密に増殖し,核分裂像を高頻度に認め,出血壊死像も確認されたため,高悪性度子宮内膜間質肉腫と診断した.免疫組織学的検索では,CAM5.2,CD10が広範囲に陽性,Vimentinが一部陽性,Desmin,HHF35が陰性であった.また,hormone receptorはestrogen receptor(ER),progesterone receptor(PR)とも陰性であった.浸潤の深達度は筋層の表層までで,摘出した骨盤リンパ節には転移を認めず,腹水細胞診はClassIであったため,臨床進行期をIb期とした.術後1ヶ月で局所再発を認めたため,放射線療法を施行したところ腫瘍は縮小し,膣断端細胞診がClassIとなったため外来管理とした.現在は再発を認めず経過観察中である.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 38(3) 281-281, 2001


一般社団法人関東連合産科婦人科学会事務局 〒102-0083 東京都千代田区麹町4-7 麹町パークサイドビル402 株)MAコンベンションコンサルティング内
TEL:03-3288-0993 FAX:03-5275-1192 E-mail:kantorengo@jsog-k.jp
Copyright (C) 一般社団法人関東連合産科婦人科学会