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第105回学術集会(平成15年6月8日)

【一般演題】
感染症(2)
周産期における麻疹感染―管理と対策―


川上 裕一, 松田 秀雄, 芝崎 智子, 伊香 加納子, 藤井 和之, 高野 政志, 田中 壮一郎, 笹 秀典, 古谷 健一, 黒田 浩一, 菊池 義公
防衛医科大学校産婦人科


 【目的】近年我が国では麻疹生ワクチンの接種率が低下しており,妊婦の麻疹感染増加が懸念されている.また妊娠中の麻疹感染は重症化を来しやすく流早産の原因となる.今回我々は,前置胎盤による帝王切開後に麻疹の確定診断がなされた症例を経験した.院内感染防止対策を含め周産期における麻疹感染防止の観点から,その対策・管理について考察する.【症例】29才,1経妊1経産.妊娠28週,前置胎盤にて当院紹介受診.H14.12.31(30週4日)より風邪症状および発疹出現,H15.1. 2(31週0日)性器出血を認め緊急入院となるも,持続性器出血・発疹増悪を認めたため,H15.1. 5(31週3日)緊急帝王切開となった.児は1654g男児Apgar Score=1/8(1分後/5分後)であった.【経過】術後母体血清にて麻疹IgM(+)であり麻疹感染と診断され,母体は感染症病棟へ転棟となった.術後経過は良好で術後6日目で発疹は消失,術後8日目に退院となる.新生児は生後4日目にγ-globulin 50mg/kgを投与された.麻疹症状は出現しなかったが,血清IgM(+)であった.2次感染者は数名発生した.【結論】今後妊婦の麻疹感染は問題となることが予想される.小児期のワクチン接種の徹底,生殖可能期での抗体検査の実施などにより,妊婦の麻疹感染防止対策を積極的に行っていくことが望ましいと思われる.また2次感染予防の点から,病棟における麻疹感染妊婦・新生児の扱いについても十分考慮すべきであると考える.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 40(2) 185-185, 2003


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