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第105回学術集会(平成15年6月8日)

【一般演題】
不妊
超低カロリー療法後に体外受精―胚移植により妊娠に至った1例


竹内 欽哉, 高田 佳世子, 赤堀 久恵, 北村 公也, 金山 尚裕
浜松医科大学産婦人科


 肥満あるいは体重増加による無排卵は臨床上しばしば遭遇する状態である.さらに不妊を伴う場合,PCOSやpoor responderであったりするため,排卵誘発法に苦慮することも多い.今回我々は超低カロリー療法後に自然排卵を認め,その後2回目の体外受精―胚移植(IVF-ET)で妊娠に至った症例を報告する.症例;35歳,0経妊0経産,既往歴:24歳大腿骨骨折,現病歴:27歳で結婚後,無排卵と不妊のため4年間近医通院し排卵誘発および人工授精を受けていた.平成13年6月7日,無排卵と不妊を主訴に当科初診,最終月経は6月3日より4日間,基礎体温は1相性,身長154cm,体重91kg(BMI 38.4),最近1年間に10kgの体重増加を認めている.6月14日ダイエット目的のため入院.入院時LH 4.8,FSH 8.1,PRL 5,LH-RHテストにてLH 30.9,FSH 13.7(30分),その他内分泌的疾患ないことを確認した上で超低カロリー療法(420kcal/日×3か月)を開始した.7月30日に基礎体温上排卵を認めた.9月27日退院時,体重68.5kg(BMI 28.8)と23.9kgの体重減少に成功した.不妊期間も長いため11月にショートプロトコールにてIVF-ET行うも妊娠に至らず.この後,毎月の排卵を認めるようになり,平成14年7月にクロミッド−hMGにてIVF-ET行ったところ7月25日妊娠反応陽性となり,9月3日(10週5日,単胎)近医に紹介となった.ダイエットによる排卵周期の回復が功を奏したと考えられる症例である


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 40(2) 191-191, 2003


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