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第105回学術集会(平成15年6月8日)

【一般演題】
妊娠・分娩(4)
妊娠中期より徐々に増大した胎盤血管腫の1例


若林 真紀, 小幡 新太郎, 石井 譲, 上杉 健哲
成田赤十字病院産婦人科


 胎盤血管腫は,小さな腫瘍を含めると全分娩の約1%に認められるが,5cmをこえるものは約0.01%と非常に稀である.巨大なものでは羊水過多,早産,妊娠中毒症,胎盤早期剥離,弛緩出血,児の貧血,血小板減少,IUGR,IUFDなどの様々な合併症が報告され,慎重な産科管理を必要とする.今回我々は妊娠中期より徐々に増大した胎盤血管腫の一例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.症例は26才,0G0P.既往歴,家族歴に特記すべきことなし.現病歴;平成13年11月13日を最終月経開始日として妊娠.12月17日当科初診.妊娠初期の妊婦検診では異常を認めなかった.妊娠15週頃超音波で胎盤の一部にlow density areaを認めた.妊娠20週の検診では,胎盤実質に境界明瞭な直径2cm大の円形の腫瘍増が認められ,経過を追っていたが,妊娠25週時には5.8×4.1×6.3cm大に増大し,内部に波動性の血流を認めるようになった.胎児発育は順調であったが,腫瘍は徐々に増大し,妊娠33週時には8.3×7cm大に達した.分娩時の血管腫の破綻の危険性を考慮し,分娩は帝王切開術が選択された.平成14年7月25日帝王切開術にて2766g,APS 8/9の女児を娩出した.胎盤には,直径10×6×6cmの白褐色の腫瘍が認められ,胎盤実質と緩く結合し,小血管と毛細血管に富み,淡明な,あるいは線維性の間質細胞を持つ腫瘍であった.免疫染色では血管内皮はCD34,SMA,Factor8で陽性,間質細胞は一部でCD34,SMA陽性,Vimentin陽性であった.病理組織診断はcapillary hemangiomaであった.術後経過は母児ともに異常なく,8日目に退院となった.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 40(2) 213-213, 2003


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