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第105回学術集会(平成15年6月8日)

【一般演題】
妊娠・分娩(6)
人工呼吸器管理を要した喘息合併妊娠の一例


水野 暁子1), 末永 昭彦1), 伊東 宗毅1), 斉藤 正博2), 竹田 省1), 福山 達也3), 照井 克生3), 小山 薫3), 丸山 正統4)
埼玉医科大学総合医療センター産婦人科1), 埼玉医科大学総合医療センター周産期母子医療センター2), 埼玉医科大学総合医療センター麻酔科3), 丸山記念総合病院産婦人科4)


 【緒言】喘息合併妊娠では,妊娠中悪化するものは1/3,改善するものは1/3,不変のものが1/3と報告され,呼吸器系の感染症により増悪することが指摘されている.今回妊娠前より喘息発作を繰り返し,上気道炎にて悪化し,挿管・呼吸器管理を要した症例を経験したので報告する.【症例】29歳,3回経妊1回経産,自然妊娠.近医にて妊婦健診を受けていた.妊娠13週に喘息発作にて内科入院,加療を受け,退院.その後前医に転院.妊娠経過中も発作は数回認め,ネオフィリン点滴にて軽快していた.妊娠41週0日,分娩誘発目的に前医に入院するも,上気道炎を併発し,喘息発作出現.薬物療法にても改善せず,重積状態となり,当科母体搬送となる.搬送後,ボスミン,ソルコーテフ,プロタノール開始するも,症状増悪.純酸素10lでSpO2 97%.呼吸苦強く,挿管し,緊急帝王切開術となった.術後,人工呼吸器管理(BIPAP,SIMV)のままICU管理となった.帝王切開翌日には抜管したが,数日間は酸素投与を必要とした.【結語】喘息合併妊娠はしばしば見られるが,重症化すると生命予後にも影響する.症例を提示するとともに,妊娠中の管理につき考察する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 40(2) 218-218, 2003


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