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第105回学術集会(平成15年6月8日)

【ランチョンセミナー6(7階・706)】
6.低用量OC発売4年の現況─月経困難症と子宮内膜症に対する効果を中心として


安達 知子
東京女子医科大学


 子宮内膜症や月経困難症は生殖期の女性のQOLや社会生活に多大な影響を与えることが知られており,米国などではその治療の1つとして低用量OCが使用されている.しかし,本邦では低用量経口避妊薬(OC)の発売が平成11年9月とまだ歴史が浅いこと,保険適用がないこと,ホルモン剤に対して,ネガティブな感情を持つ人が多いことなどから,実際にこれらの疾患に対して低用量OCがどのくらい処方されているかは不明である.一方,一般的にOCの副効用として月経痛の軽減や経血量の減少などが挙げられているが,本邦での本格的調査はなく,日本人に関するデータは不明である.
 そこで,低用量OC発売4年の現況をふまえて,現在までの子宮内膜症や月経に関連した疼痛に対する低用量OCの有効性に対する研究報告のレビューを行う.併せて,平成15年2月から4月に日本産婦人科医会の定点モニター約1000施設を中心に月経困難症と子宮内膜症に対するOCの効果を中心としたアンケート調査を行ったので,調査結果から日本における状況を推測し報告する.アンケートは現在集計中であるが,OCの処方数,避妊およびそれ以外の処方目的の割合,OCによる月経随伴症状や子宮内膜症への効果,副作用などをまとめると共に,OCとははなれて,子宮内膜症に対する薬物療法の種類とその選択の割合などについて,米国と比較して報告する予定である.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 40(2) 243-243, 2003


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