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第106回学術集会(平成15年10月5日)

【一般演題】
卵巣腫瘍(5)
上皮性卵巣癌に対するパクリタキセルを含む併用化学療法の末梢神経障害に対する芍薬甘草湯の効果


藤井 和之, 高野 政志, 岡本 三四郎, 斎藤 恵子, 佐々木 直樹, 田中 壮一郎, 工藤 一弥, 喜多 恒和, 戸出 健彦, 菊池 義公
防衛医科大学校産婦人科


 (目的)最近,上皮性卵巣癌に対し,パクリタキセルを併用した化学療法が標準化されつつある.しかし,パクリタキセルの主な薬物有害事象の1つに末梢神経障害があり,患者のQOLに影響を及ぼす.今回,上皮性卵巣癌に対しパクリタキセル併用化学療法を施行し,末梢神経障害に対する芍薬甘草湯の有効性を検討した.(方法)対象は1999年以降当科でパクリタキセル併用化学療法を施行し末梢神経障害が出現した20例で,うち12例は初回治療例であった.臨床進行期はI期1例,II期1例,III期12例,IV期6例であった.組織型は漿液性腺癌15例,類内膜腺癌3例,粘液性腺癌1例,明細胞腺癌1例で,投与直前のperformance status(PS)はすべて1以下であった.投与方法は,パクリタキセル180mg/m2及びカルボプラチン(AUC=5)を4週間隔で,最低2クール以上施行した.芍薬甘草湯7.5g/日を投与前日より1週間投与した.末梢神経障害の評価は,癌治療学会薬物有害事象判定基準及び患者の問診により行った.(結果)パクリタキセル併用化学療法は3-16コース(中央値9コース)施行した.20例中,1コース目から末梢神経障害が出現したのは5例で,2コース目以降出現したのが15例であり,14例に芍薬甘草湯が有効であった.(結論)以上のことからパクリタキセル併用化学療法施行例における末梢神経障害に対し,芍薬甘草湯が有効で,芍薬甘草湯の服用で,パクリタキセル長期投与の可能性も示唆できた.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 40(3) 310-310, 2003


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