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第107回学術集会(平成16年6月20日(日))

【一般演題】
子宮悪性腫瘍1
閉経後66歳女性子宮頚部横紋筋肉腫


久保田 和子, 糸賀 俊一, 狩野 智
利根中央病院産婦人科


 【目的】子宮肉腫は子宮の悪性腫瘍の2%以下と頻度の低い疾患であるが,横紋筋肉腫は肉腫のなかでも稀なもので,さらに頻度は低い.横紋筋肉腫は小児や若年婦人に好発するが,極めて稀な閉経後に発生した子宮頚部原発横紋筋肉腫の症例を経験したので,報告する.【症例】3経産66歳閉経後女一週間続く不正性器出血にて当科初診.子宮口より突出した軟部腫瘍認めた(病理検査にてcarcinosarcoma).経膣エコーにて子宮子宮頚部に34×27mmのMASS認めた.腫瘍マーカーは陰性であった.術前MRI子宮頚部に直径4cmの占拠性病変あり,術前CT子宮頚部腫瘍は造影CTで低濃度病変として見え,その他転移病巣なしであった.手術(準広汎子宮全摘術+両側付属器切除+右外腸骨リンパ節生検)施行術中腹水にがん細胞認めず,子宮頚部は直径5cm大に腫大し肉眼上一部漿膜への浸潤疑う部分あった.子宮肉腫の病期分類(The intergroup Rhabdomyosarcoma Study Group)にて腫瘍細胞の浸潤は一外膜の脂肪織への結節状の浸潤を示しにてGROUP2と考えられた.術後全骨盤部にT. D. 50Gy放射線照射施行.その後IP療法1クール(Ifosfamido1g×5日間/Cisplatin10mg×7日間),IAP療法2クール(Ifosfamido1g×5日間/Cisplatin10mg×7日間/Epirubicin hydrochloride70mg×1日間)施行してた.著明な副作用もなく順調に治療が行えている.現在術後7ヶ月目を迎えているが,胸部X-P・CTにて再発指摘されていない.【病理学的所見】筋原性免疫組織学的染色(アクチン・デスミン)等より,pure heterogus sarcoma(rhabdomyosarcoma)と診断された.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 41(2) 131-131, 2004


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