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第107回学術集会(平成16年6月20日(日))

【一般演題】
不妊・不育/子宮奇形
最近経験した子宮奇形の2症例


西原 沙織, 坂本 愛子, 高瀬 幸子, 渕脇 泰介
浦安市川市民病院産婦人科


 【緒言】ミュラー管の癒合不全によって生じる子宮奇形の頻度は2〜7%と言われ,しばしば遭遇する疾患である.その子宮奇形には中隔子宮,弓状子宮,双角子宮,重複子宮,単角(副角)子宮などがあり,子宮留血腫,時によっては子宮外妊娠,あるいは不妊症の原因などになり得る.これら婦人の挙児成功率は4〜22%とされるが,子宮腔形成術を行うことによって,66〜87%に改善されるとも言われている.最近我々は2例の子宮奇形症例を経験したので報告する.【症例1】<子宮外妊娠の診断にて腹腔鏡下手術時に,副角子宮の存在を認めた1例>,症例は29才,未婚,未産婦.無月経にて近医受診,妊娠反応陽性なるも,子宮内胎嚢の確認はされていない.その後,下腹痛が出現したため,同医受診の後,妊娠8週子宮外妊娠の診断にて当院へ搬送され,緊急手術を施行に至る.腹腔鏡下手術にて正常子宮右側に副角子宮を認めた.病変は同側の卵管で3x5cm大に腫大していたが未破裂であり,副角子宮内の妊娠ではなかった.【症例2】<腟留血腫により発見された,重複子宮,一側腟閉鎖の1例>,症例は17才,右下腹痛を訴え,他医受診の後,当院へ紹介される.諸検査の結果,前記診断と右卵巣内膜症性嚢胞の診断に至る.その後の検査で,右腎の欠損も認められた.腹腔鏡を併用下に,経膣的に腟壁に開窓術行い,同血腫のドレナージを行った.【まとめ】上記2症例を経験したので報告するとともに,これら症例について文献的検索を行ったので合わせて報告する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 41(2) 175-175, 2004


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