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第108回学術集会(平成16年10月10日(日))

【一般演題】
妊娠分娩6
炎症マーカーは早産マーカーとなりうるか?


谷内 良成, 三宅 秀彦, 川端 伊久乃, 横田 明重, 中井 章人, 竹下 俊行
日本医大産婦人科


 (目的)早産のリスクの1つに細菌性腟症や頚管炎症などの感染因子が知られているが,細菌性腟症はその診断基準が明確でなく,高い偽陽性率から早産マーカーとして疑問視されている.そこで本研究ではより鋭敏な炎症マーカーの頚管粘液中顆粒球エラスターゼ(以後エラスターゼ)が頚管長短縮と比較し,独立した早産マーカーになる可能性があるかどうかを検討した.(方法)対象は,当科で過去4年間に切迫早産(妊娠32週未満)の診断をうけ入院管理した症例で,入院時に超音波断層法による頚管観察とエラスターゼ測定が行われた161例を,logistic regression analysisにより32週未満の早産にいたるリスクを検討した.(結果)エラスターゼ陽性例は45例29%で,陰性例と比較し,年令,経産・経妊回数,入院時頚管長に有意な差は見られなかった.しかし出生週数は有意に早かった.32週未満の早産に対し,頚管短縮例と非短縮例に統計的な有意差は認められなかった.エラスターゼ陽性と陰性に分類し検討するとエラスターゼ陽性例は陰性例に比較し,早産に対するodds ratioは3.38に上昇し,両群間に統計学的有意差を認めた.また,頚管長短縮かつエラスターゼ陽性は,頚管長が長くかつエラスターゼ陰性に比較しodds ratioは8.57と有意に上昇し,より早産のリスクとなることがわかった.(まとめ)頚管粘液中の顆粒球エラスターゼ測定は,切迫早産患者において頚管長短縮と比較し独立した早産予知マーカーになる可能性が示唆された.また,頚管長とエラスターゼ双方を測定する事で,より効率的に早産予知が行えるものと推察された.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 41(3) 274-274, 2004


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