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第108回学術集会(平成16年10月10日(日))

【一般演題】
胎児新生児1
当科で経験した腹壁破裂の12例の検討


牧野 真太郎, 伊藤 茂, 米本 寿志, 中村 靖, 木下 勝之
順天堂大学産婦人科


 <緒言>腹壁破裂は腹壁の裂孔から腹腔内臓器が直接体外へ脱出している状態である.本症は5000出生に1例程度とされ,母体の低年齢,喫煙歴などとの関係も指摘されている.当科では,現在まで超音波による胎児腸管の輝度,拡張,蠕動の所見をもとに腸管の浮腫増悪や穿孔の予測を行い,管理を行ってきた.そこで,今回我々は当科で経験した腹壁破裂の症例を検討し,その胎内管理につき再検討を行ったので報告する.<対象,方法>過去5年間に当科で出生した腹壁破裂12例について,母体の年齢,喫煙歴,分娩週数,分娩方法,出生体重,腹壁欠損孔の径とその位置,脱出臓器,合併症,手術内容とその予後につき検討した.<結果>12例中母体が20歳以下の症例は3例,喫煙歴のある症例は4例であった.分娩方法は帝王切開8例,経腟分娩4例であった.胎内の超音波所見では,腹壁欠損孔は1cmから3cmであり,全例臍帯の右側であった.脱出臓器は小腸が最多であり,2例で腸管拡張を認めたが妊娠中大きな変化は認めず,穿孔所見はないと考えた.また,平均出生体重は2136.6gであった.生後1例で腸穿孔を認め,小腸切除,人工肛門造設術を施行した.2例では人工膜使用腹壁閉鎖術を必要とした.その他の症例では一期的腹壁閉鎖が可能であった.<考察>今回検討した12例では,経過は良好であった.出生時より腸穿孔を起こしていた1例に関しては,頻回に超音波検査を行っていたが出生前の診断はされていなかった.近年,羊水中の胎便汚染が脱出腸管の損傷と関係しているとの報告もされており,羊水穿刺などによる管理につき更なる検討が必要であると考えられた.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 41(3) 285-285, 2004


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