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第108回学術集会(平成16年10月10日(日))

【一般演題】
その他の腫瘍
子宮筋腫が原因と考えられた両下肢深部静脈血栓症に肺血栓塞栓症を合併した一例


倉品 隆平, 根岸 靖幸, 石野 博嗣, 品川 寿弥, 土居 大祐, 米山 剛一, 竹下 俊行
日本医科大学産婦人科


 骨盤内を占拠する子宮筋腫による両下肢深部静脈血栓症から肺血栓塞栓症を発症した一例を経験したので報告する.《症例》50歳2経妊2経産【主訴】呼吸困難,下腿浮腫・疼痛【既往歴・家族歴】特記すべき事項なし【現病歴】初診から約半年前より労作性呼吸困難を自覚,3ヶ月前より下肢の疼痛が出現するも,湿布にて症状改善していた.起床時呼吸困難を来し,前医受診しD-dimer 4.91と高値を示したため下肢DVTが疑われ入院となった.前医での肺血流シンチにて両肺野に区域性の欠損像を,下肢静脈造影で両側にDVTを認めた.また骨盤CTで骨盤内を占拠する子宮筋腫を認め,集中管理が必要と判断され当院集中治療室へ搬送となった.【入院後経過】肺塞栓及び下肢深部静脈血栓症に対し下大静脈一時フィルターを挿入,heparin 18,000単位/日,urokinase 600,000単位/日の持続投与を開始したが,その後再度施行した下肢静脈造影で血栓の改善傾向を認めなかった.また,各種検査により血栓症を惹起する基礎疾患が否定され,DVTの原因が子宮筋腫の圧迫による静脈還流の停滞と考えられた.このため入院7日目腹式単純子宮全摘術を施行し,術後4日目よりwarfarin内服を開始.術後再度施行した下肢静脈造影にて浮遊血栓のないこと,フィルターへの血栓付着のないことを確認し,下大静脈フィルターを抜去した.一般病棟へ転出後,warfarin 3.25mg内服にてPT(INR)は2.0〜2.5に安定した.経過良好で術後25日目退院となり,現在前医内科外来にて経過観察中である.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 41(3) 304-304, 2004


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