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第109回学術集会(平成17年6月12日(日))

【一般演題】
妊娠・分娩5
ICUおよび救命救急センターでの管理を要した産科症例の検討


赤堀 太一, 岩田 睦, 村山 敬彦, 高井 泰, 斉藤 正博, 林 直樹, 関 博之, 馬場 一憲, 竹田 省
埼玉医科大学総合医療センター産婦人科


 【緒言】当センターは,高度救命救急センター,総合周産期母子医療センターを併設し,母子の救急疾患に対応し,積極的に受け入れている.産科救急医療において初期対応の遅れは妊産婦死亡につながるため,適切な部署で他科との連携をとり治療にあたる必要がある.今回ICUおよび救命救急センターでの管理を要した重症妊産婦症例を検討し報告する.【対象】2001年1月から2004年12月までの4年間に当院ICUおよび救命救急センターにて管理を行った12症例を対象とし,これら重症症例の疾患,初期対応および管理について検討した.【結果】妊娠合併症として管理を要したものは5例,産褥搬送後に集中治療管理を要したものは7例であった.症例は,喘息重積発作2例,肺動脈血栓塞栓症(PTE)2例,穿通胎盤1例,胎盤遺残1例,急性膵炎1例,尿崩症1例,産褥心筋症1例,子宮破裂1例,交通外傷1例,原因不明の心肺停止1例であった.主な管理内容は,気管内挿管等の1次救命処置,人工呼吸器管理,内科および外科的治療,経カテーテル的手術や内腸骨動脈塞栓術,大量出血に伴う全身管理を要するものであった.【まとめ】産科救急においては,救命救急医,麻酔科医,内科医,外科医,放射線科医など,他科との連携をスムーズにとれる体制が重要である.当センターでは,1次救命処置または外傷など外科的処置を要する症例は救命救急センターに収容し周産期センターと連携して管理し,人工呼吸器管理または他科との連携を要する症例はICUにて管理を行っている.上記症例を提示するとともに,当センターでの産科救急の場面における対応と管理について考察する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 42(2) 198-198, 2005


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