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第115回学術集会(平成20年6月15日(日))

【一般演題】
妊娠・分娩・産褥IV
45歳以上の単胎初産婦の特徴について


小場 紀和子, 漆原 知佳, 彦坂 慈子, 町田 弘子, 秋谷 文, 鈴木 麻水, 榊原 嘉彦, 酒見 智子, 塩田 恭子, 齋藤 理恵, 栗下 昌弘, 佐藤 孝道
聖路加国際病院女性総合診療部


 [目的]産婦の高齢化や補助生殖医療の普及に伴い,45歳以上の高齢初産婦も増加していると想像されるが,本研究ではこうした妊娠および分娩の特徴を明らかにすることを目的とした.[方法]2003年7月23日から2007年11月31日までに当院で妊娠22週以降に出産した単胎初産婦2771例中,出産時の年齢が45歳以上であった13例を対象に,妊娠に至った経過,妊娠経過,分娩経過をレビューした.[結果]1)年齢は45歳6例,46歳5例,47歳2例であった.2)自然妊娠5例(IUI,排卵誘発を含む.全体の38.5%),補助生殖医療で自己卵子によるもの6例(46.1%),提供卵子によるもの2例(15.3%)であった.3)羊水検査を受けたものは4例(30.8%)あった.4)早期産は1例(7.7%)あった.5)経膣分娩が4例(30.8%),帝王切開が9例(69.2%)で,うち経膣分娩から帝王切開へ切り替わったのは3例(23%)あった.6)児は,NICUに収容されたものが1例(7.7%),出生時に先天異常が認められたものはなかった.7)PIHが5例(38.4%)にあり,うち1例は常位胎盤早期剥離になった.[考察]45歳以上の高齢初産は,自然妊娠が少なく,補助生殖医療による妊娠が多かった.また帝王切開率が高く,経膣から帝王切開へと切り替わる例も多かった.合併症の頻度も高く,慎重な管理が必要である.今回の演題に関して当院の倫理委員会の了解を得ている.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 45(2) 125-125, 2008


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