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第118回学術集会(平成21年11月7日(土),8日(日))

【一般演題】
鑑別診断
子宮筋腫術後に骨盤内腫瘤を形成し,GISTと診断した一例


矢崎 聡, 狩野 智, 栗原 務, 太田 克人, 高橋 優四郎
社会保険群馬中央総合病院産婦人科


子宮筋腫術後に骨盤内腫瘤を形成し,開腹生検にてGISTと診断した一例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.症例は62歳女性.平成20年3月下腹部不快感を主訴に近医受診.超音波・MRIで子宮筋腫と診断され手術目的で当科へ紹介となった.H20年4月8日単純子宮全摘術及び両側付属器摘出術施行.病理組織検査の結果はLeiomyomaであった.H20年4月17日経膣超音波にて膣断端部付近に鷲卵大の腫瘤を認めたが,膣断端血腫と考え経過観察とした.8月7日の超音波でも同様の腫瘤を認めたためMRをI施行した.腫瘤は充実性でありやや造影効果が認められた.腫瘍マーカーはCEA;0.9 CA19-9;5.3 CA72-4;3と全て正常値であった.H21年4月14日超音波で腫瘤径は16.5cmと倍増しMRIでは辺縁分葉状,中心部に淡い血性signalを認めた.リンパ節腫大や腹水は認められなかった.5月12日 開腹手術施行.直下に超小児頭大の腫瘍あり,腫瘍表面は肉腫様であった.摘出は不可能と判断し,needle biopsyのみを施行した.病理組織はGISTであり発生部位より直腸原発の可能性が高いと考えられた.術後経過は問題なく,現在は当院外科にてガイドラインに則りグリベック400mg/day投与中である.今後は塞栓術や手術療法を行う予定である.中高年女性の骨盤内腫瘍の診断に際しては,生殖器腫瘍の他にも消化管腫瘍や腹膜,後腹膜原発腫瘍などの疾患も念頭に置く必要がある.鑑別にはCT・MRIなどの画像診断が有用とされているが,実際には困難であることが多い.特異な経過をとる症例ではGISTや平滑筋肉腫などの稀な疾患の可能性も考慮すべきであると考えられた.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 46(3) 320-320, 2009


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