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第110回学術集会(平成17年10月15日(土),16(日))

【一般演題】
卵巣癌(2)
卵巣摘出後に直腸と膣の間に発生した漿液性腺癌


西澤 千津恵, 森 篤
長野市民病院婦人科


 症例は67才 妹といとこが卵巣癌.H12年5月下腹部痛と発熱のため初診.右付属器領域に直径3 cmの腫瘍があり,CRP陽性.PIDと診断し,抗生物質により症状軽快.その後のMRIでは腫瘍の存在は確認できなかったが,閉経後のPIDであることと卵巣癌の家族負荷が高いため子宮単純全摘および両側付属器切除を行った.病理検査に特に所見なし.H14年9月性器出血のため来院.膣後壁と直腸の間に手拳大の腫瘤を触知,膣壁に侵潤していた.CA125 21521 U/ml.NACとしてTJを3回(初回は動注)行ったところ著効があり,15年1月直腸切断術を行った.腫瘍は膣後壁と直腸前壁の間に存在した.大網に転移あり.病理は漿液性腺癌であった.遺残内膜症または腹膜より発生した癌と考えられた.卵巣癌が多発する家系では卵巣が摘出されていても癌の発生に注意が必要である.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 42(3) 329-329, 2005


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