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第111回学術集会(平成18年6月18日(日))

【一般演題】
妊娠・分娩14
プロテインC欠乏症合併妊娠の2例


杉本 公平1), 青木 宏明1), 福田 貴則1), 高田 全1), 窪田 尚弘1), 田中 忠夫2)
富士市立中央病院産婦人科1), 東京慈恵会医科大学産婦人科2)


 プロテインC(PC)は重要な生理的凝固抑制因子のひとつであり,先天性PC欠乏症は血中PC濃度が低下のため過凝固状態を呈し,四肢の深部静脈血栓症や肺梗塞などの血栓症を引き起こす.妊娠中には血栓症を発症しやすく,子宮内胎児死亡や子宮内胎児発育遅延等を起こしやすい.以前,我々は,PC欠乏症による全身性血栓症により死亡した父親を持つ家族性PC欠乏症(ヘテロ接合体)の患者に妊娠期間中,十分なICの元にダナパロイドナトリウムを連日投与し,血栓症を発症せずに生児を得た一例を報告した.今回は同症例が第2子を出産し,さらに同様にPC欠乏症であるその姉も出産をしたので報告する.【症例1】症例は21歳.1経妊1経産.第1子出産後9ヶ月経過して再度,妊娠して来院し,妊娠12週よりダナパロイドナトリウム(1250単位/日)連日投与を開始した.妊娠経過中は,TATやD-ダイマーの上昇は認めたものの,血栓症は発症することなく経過し,妊娠40週1日に2852gの男児を正常分娩にて出産した.出産後3日目よりワーファリン投与開始し,約2週間で投与終了となった.【症例2】症例は24歳.0経妊0経産.妊娠15週よりダナパロイドナトリウム(1250単位/日)連日投与を開始した.妊娠経過中は,TATやD-ダイマーの上昇は認めたものの,血栓症は発症することなく経過し,妊娠39週4日に2614gの女児を正常分娩にて出産した.出産後4日目よりワーファリン投与開始し,約6週間で凝固系正常化したため,投与終了となった.2人とも血栓症を起こすことなく分娩を終了したが,この2症例の経過について文献的考察を加えて報告する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 43(2) 185-185, 2006


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