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第112回学術集会(平成18年10月29日(日))

【シンポジウムI−2】
実りある専門医育成(後期研修)のプログラム 内視鏡手術の専門医育成のためのカリキュラム


武内 裕之, 熊切 順, 小林 優子
順天堂大学医学部産婦人科


 産婦人科専門医取得後のサブスペシャリティーは,周産期,生殖内分泌,悪性腫瘍の3つに大きく分類される.当教室では,内視鏡手術は主に生殖内分泌領域で行われ,専門医取得後に日本産科婦人科内視鏡学会の技術認定医の取得を目的としている.
 産婦人科技術認定医を取得するためには,学会に3年間以上所属し,さらに専門医取得後2年間の内視鏡手術の修練を行っており,学会発表抄録および原著論文各5編と内視鏡手術(腹腔鏡または子宮鏡)の執刀経験100例が必要である.さらに,これらの条件を満たした後,執刀症例の手術ビデオの審査が行われる.
 当教室における産婦人科の診療体系は,周産期・生殖内分泌・悪性腫瘍に分かれており,内視鏡手術は主に生殖内分泌グループが行っている.前期研修医は,2ヶ月間で3つのグループをそれぞれ4週,2週,2週でローテートし,後期研修医は3年間の研修期間のうち,本院で各グループを6ヶ月ずつ研修するシステムとなっている.
 当教室では,専門医取得後の医師を対象に年間2名の産科婦人科内視鏡学会技術認定医の取得を目標に掲げてカリキュラムを作成している.当科における腹腔鏡手術の施行件数は,20件/週である.このうち院外からの技術認定医が専門医取得後1年目の内視鏡研修医2名に2件/週の手術(術者)を指導し,専門医取得後2年目の内視鏡研修医2名は独立して2件/週+αの手術を行う.こうして,2年間で100例以上の執刀医を経験させる.この間,主に生殖内分泌グループに所属して,不妊治療および内視鏡治療に従事し,年間およそ5件の学会発表と少なくとも1編の論文を作成する.
 本シンポジウムでは,技術認定医の審査を来年予定している熊切医師と再来年予定の小林医師に,これまでの内視鏡手術に関する当科の研修状況の実際を報告させ,カリキュラムの概要を解説する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 43(3) 242-242, 2006


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