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第112回学術集会(平成18年10月29日(日))

【一般演題】
妊娠分娩4
当科で経験した総胆管結石合併妊娠の症例


林田 志峯1), 多田 和美1), 根岸 正実1), 池田 綾子1), 岡崎 友紀1), 西川 正能1), 大島 教子1), 田所 望1), 渡辺 博1), 松浦 晃2), 平石 秀幸2), 稲葉 憲之1)
獨協医科大学産婦人科1), 獨協医科大学消化器内科2)


 妊娠はコレステロール胆石の危険因子の一つとされており,無症状胆石を合併する頻度は少なくない.胆石発作を認める症例は少ないが,妊娠時の胆石の治療法は胎児と母体の安全性が優先されるため治療方法が限られる.今回,総胆管結石のため妊娠経過中にERBDを施行した総胆管結石合併妊娠の1例を経験したので報告する.【症例】症例は29歳初産婦.妊娠24週2日,上腹部痛出現.前医にて,胆石発作との診断されたが,症状軽快のため経過観察となっていた.妊娠28週2日,ハイリスク妊婦にて当科紹介受診となった.妊娠28週4日,上腹部痛が再度出現し,当科入院.入院後,消化器内科科において腹部超音波施行し,胆石との診断され,禁食・補液にて上腹部痛は軽快した.食事を再開したところ上腹部痛再発し,血中アミラーゼ上昇が認められた.腹部CT,MRCPにて総胆管結石による膵炎の診断となり,禁食・蛋白分解酵素阻害薬の投与を行った.総胆管結石に対し,妊娠29週1日,ERBD施行した.術後,症状消失し,妊娠31週,軽快退院となった.現在,当科外来にて経過観察中である.総胆管結石合併妊娠について若干の文献的考察を加えて報告する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 43(3) 274-274, 2006


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