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第112回学術集会(平成18年10月29日(日))

【一般演題】
子宮体部悪性腫瘍3
Atypical Leiomyomaの3症例


渕脇 泰介, 佐藤 隆之, 吉澤 恵理
浦安市川市民病院産婦人科


 【緒言】子宮肉腫は子宮体癌などに比し,まれな疾患であり,術前の診断は難しく,また術後の病理診断においても,しばしば慎重な検討を要する.特にAtypical Leiomyoma〜低悪性度群の診断にいたった場合,予後および治療方針の検討においてはしばしば苦慮する.今回我々は3症例のAtypical Leiomyomaを経験したので報告する.【症例1】66歳,子宮筋腫による過多月経にて初診,TCRにてLeiomyosarcom疑いのためATH施行,Leiomyosarcom borderaline malignancyの病理診断に至る.術後経過観察するが,6ヶ月目で,肺転移にて死亡する.【症例2】25歳,未婚,未妊娠,子宮筋腫,過多月経の診断にて開腹筋腫核出術施行,病理検査にてAtypical leiomyomaの診断にいたる.術後1年8ヶ月現在,著変なし【症例3】40歳,未経産婦,不正子宮出血を認め来院.Laparoscopic Myomectomie施行,Atypical leiomyomaの診断に至る.1年6ヶ月経過するが,著変なし.【結語】近年においては子宮筋腫の術前診断で行われる鏡視下手術も増加しているが,腹腔内における核出筋腫の取り扱い方法の問題などから,万一鏡視下手術後にAtypical Leiomyoma〜Leiomyosarucomaとの診断にいたったような場合,術後の治療方針検討などにおいて特段の注意を要する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 43(3) 317-317, 2006


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