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第112回学術集会(平成18年10月29日(日))

【一般演題】
悪性腫瘍その他3
リンパ嚢胞発症とドレーン排液量推移の相関関係


崎川 牧子, 曽根 国瑞, 児玉 亜子, 宮本 雄一郎, 森田 吉洋, 有本 貴英, 豊島 壮介, 川名 敬, 中川 俊介, 八杉 利治, 大須賀 穣, 武谷 雄二
東京大学医学部付属病院産婦人科


 婦人科悪性腫瘍に対して遠隔リンパ節郭清術を施行した際,術後にリンパ嚢胞の形成がしばしば認められる.当科では2003年からの3年間に遠隔リンパ節郭清術を施行した154症例において,71例(46.1%)で術後にリンパ嚢胞が認められた.リンパ嚢胞発症の予測因子を見極めるため,リンパ嚢胞形成群・非形成群の特徴について考察することにした.当科では遠隔リンパ節郭清術を施行した患者は術後3日間HCUで術後管理を行っており,臥床安静の状態にある.術後3日間の平均排液量を臥床時の排液量とし,それを基準として4POD以降の離床後ドレーン排液量の増加率を算出した.その結果,6POD,7PODになっても臥床時より多く排液している症例が,リンパ嚢胞形成群で有意に認められた(p=0.0004,p=0.07).つまり,術後1週間経過後も臥床時より排液量が減少しない症例ではリンパ嚢胞の発症が予測される.また,臥床時の排液量と比較して離床後の排液量が減少しない症例で有意にリンパ嚢胞が発症していることから,臥床時の十分なドレナージが重要であると考えられる.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 43(3) 329-329, 2006


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