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第112回学術集会(平成18年10月29日(日))

【一般演題】
悪性腫瘍その他3
当院における18F-FDG PETによる婦人科悪性疾患の診断について


矢作 奈美子1), 鈴木 直1), 名古 崇史1), 高江 正道1), 渡部 真梨1), 和田 康菜1), 奥田 順子1), 大熊 克彰1), 小林 陽一1), 木口 一成1), 石塚 文平1), 滝澤 謙治2)
聖マリアンナ医科大学産婦人科1), 聖マリアンナ医科大学放射線科2)


 フルオロデオキシグルコース(FDG)を用いた陽電子放射断層撮影Positron emission tomography(以下FDG-PET)は近年,多くの腫瘍に対してその有用性が確認されており,婦人科領域においても臨床的有用性の報告が相次いでいる.さらに治療方針の決定に有用な情報を提供しうる画像診断法の一つとして注目されてきている.しかし,偽陰性・偽陽性も少なくない検査であるため,原理を理解し正常画像を把握した上で慎重に診断を行う必要がある.これまでに当院で重複癌を含む23症例,延べ30回(子宮頸癌7例,子宮体癌9例,卵巣癌14例)にわたって施行されたFDG-PETのうち,他の画像診断では検出できなかった腹膜播種の診断に有用であった症例や,治療方針が変更となった症例などを提示し,婦人科悪性疾患の診断への有用性を検討した.現在当院では,進行子宮頸癌症例に対する動注療法の効果判定の評価方法としてのFDG-PETの有用性について検討中である.婦人科悪性疾患に対するFDG-PETは本年4月に保険適応となったため,更なる普及が期待されており,今後様々な方面からの有用性の検討が必要であると考える.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 43(3) 330-330, 2006


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