関東連合産科婦人科学会
会員ログイン 代表挨拶
総会・学術集会
学会誌
定款
公告
利益相反
役員構成
事務局案内
求人施設一覧
関連リンク

 関東連合産科婦人科学会会誌 オンラインジャーナル

<< 学会誌へ戻る
<< 前のページへ戻る

第113回学術集会(平成19年6月3日(日))

【一般演題】
常位胎盤早期剥離
交通外傷後に常位胎盤早期剥離を認めたが,母児ともに救命し得た一症例


上山 明美, 一瀬 俊一郎, 海老根 真由美, 村山 敬彦, 斎藤 正博, 馬場 一憲, 関 博之, 竹田 省
埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センター母体胎児部門


 【緒言】交通外傷受傷時に母体では,常位胎盤早期剥離・脳出血・脳挫傷・脊髄損傷・内臓破裂など外傷性ショックを呈し,胎児では内臓破裂を併発する可能性がある重篤な疾患である.交通外傷後に常位胎盤早期剥離を来たした症例を経験したので報告する.【症例】29歳2G0P.34週4日,本人の運転する車が対向車と正面衝突し,ハンドルで腹部を強打し,当院へ救急搬送となった.常位胎盤早期剥離の診断で緊急帝切を施行し,児はNICUに入院した.母体術中肝臓超音波所見にて,S4領域に被膜下出血,小腸と横行結腸の一部に血腫を認めたが経過観察とした.また左膝内側広筋の部分断裂に対し,デブリードマンを施行した.FFP6単位輸血し,肝臓と腸管の血腫は縮小,リハビリを継続し術後14日目退院となった.【結語】交通外傷は,早急な診断及び治療により母児の生命予後を左右する重篤な病態である.妊娠中の交通外傷の管理につき,文献的考察を交え報告する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 44(2) 191-191, 2007


一般社団法人関東連合産科婦人科学会事務局 〒102-0083 東京都千代田区麹町4-7 麹町パークサイドビル402 株)MAコンベンションコンサルティング内
TEL:03-3288-0993 FAX:03-5275-1192 E-mail:kantorengo@jsog-k.jp
Copyright (C) 一般社団法人関東連合産科婦人科学会