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第115回学術集会(平成20年6月15日(日))

【一般演題】
良性腫瘍・その他[2]
尿閉を含む尿路症状や外陰部痛を主訴とした陰唇癒合の3例


佐久間 洋1), 加村 和雄1), 高橋 通1), 藤村 正樹2), 梶原 健3), 永田 一郎3)
埼玉県厚生連熊谷総合病院産婦人科1), 埼玉医科大学総合医療センター産婦人科2), 埼玉医科大学産婦人科3)


 軽度の陰唇癒合は外来にて遭遇する事があるが,排尿障害を起こす例も稀に報告があり,泌尿器科を受診することが多い.今回我々は,尿閉を含む尿路症状や外陰部痛を主訴とした陰唇癒合症例を,3例経験したので報告する.【症例1】79歳4回経産(経膣分娩).50歳閉経.既往歴:高血圧・糖尿病.経過:排尿時痛で,近医内科より膀胱炎として加療.外陰部痛と排尿困難のため再度受診し,子宮脱を疑われ当院へ紹介.膣口および尿道口不明で,会陰が膨隆した状態であった.超音波で,膣前庭と膣内の尿充満と考え,穿刺拡張して,尿を排出.入院5日後に脊椎麻酔下に会陰切開.陰唇を造袋術のように縫合し,再癒着防止とした.術後腎盂炎治療後経過良好につき退院.【症例2】91歳0回経妊.経過:排尿時痛で,当院泌尿器科通院.改善不良の為,膀胱鏡試みようとするも陰唇癒合にて施行不能.当科に依頼.外陰部は,左右に開くようにすると膣口らしき部をかろうじて確認できる状態であった.TPHA:160×.症例1と同手術施行し経過良好,退院.【症例3】66歳.2回経産(経膣分娩).既往歴:なし.50歳閉経.経過:外陰部痛と性器出血を主訴に近医泌尿器科受診.外陰部膿瘍と膣口確認不能とのことで,当科に紹介受診.外陰部は,尿道口を確認出来ず,膣口の下端をわずかに認めるのみで,膿性の帯下を認めた.膣分泌物培養:E. coli.MRSA.同様の手術施行し,退院.【考察】高齢女性の排尿困難の診断には陰唇癒合も留意するべき疾患の一つと考えられた.本例では手術のみの治療としたが,エストロゲン塗布剤や膣錠もしばしば用いられ,再癒合防止にも考慮するべきと考えられた.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 45(2) 134-134, 2008


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