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第117回学術集会(平成21年6月14日(日))

【一般演題】
優秀演題 腫瘍
子宮筋腫に対するMRIガイド下集束超音波治療後の妊娠について


竹内 沢子, 森田 豊, 室本 仁, 間瀬 徳光, 難波 直子, 岩見 菜々子, 疋田 裕美, 上田 万莉, 石田 友彦, 丸茂 元三, 山本 幸彦, 大橋 浩文
板橋中央総合病院産婦人科


 子宮筋腫に対するMRIガイド下集束超音波療法は,子宮筋腫による症状の緩和を主たる目的とし,これまでに全世界で4000例以上の症例に対して施行されてきた.開始当初は妊娠を希望しない症例に対して行われてきたが,その後の妊娠例の報告および安全性についての報告が蓄積し,現在では妊娠希望例に対しても治療が行われつつある.子宮が温存され,また治療範囲が筋腫内に限定されることから,子宮筋腫核出術につづく妊娠希望例への治療の選択肢となる可能性もある.
 当院ではこれまでの4年間に,169例に対して集束超音波療法を施行してきた.また挙児希望のある症例に対しても,当院倫理委員会の承認のもと,十分なインフォームドコンセントの上で治療を行い,これまでに4例に治療後妊娠が成立した.1例は経腟分娩,1例が帝王切開分娩(いずれも正期産),また2例は人工妊娠中絶にいたっている.全世界ではこれまでに51例で54回の妊娠が報告されており,41が%正期産にいたり,20%が妊娠継続中,26%が自然流産,11%が人工妊娠中絶となっている.当院での妊娠例,およびこれまでの世界での妊娠例について報告し,さらに妊娠後の転機についても考察する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 46(2) 154-154, 2009


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