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第117回学術集会(平成21年6月14日(日))

【一般演題】
その他 周産期管理など
胎児心拍陣痛図による分娩時リアルタイムマネージメントの院内助産への臨床応用


松本 直樹, 五味 陽亮, 新坂 真実子, 鈴木 永純, 松本 智恵子, 高橋 幸男, 山下 恵一
深谷赤十字病院産婦人科


 【緒言・目的】当院では院内助産を取り入れている.その中で胎児心拍陣痛図(CTG)を用いた胎児評価を行っているが,それを最初に評価するのは助産師である.しかし今まで明確なCTG判読の基準は定めておらず,個々の助産師の知識・経験にゆだねられていた.桂木氏による「分娩監視装置モニターの読み方―分娩時リアルタイムマネージメント―」の文献で提唱される管理法を元に助産師分娩時リアルタイムマネージメント(助産師RM)の方法を考案,臨床応用し導入したため,その過程について報告する.【対象・方法】原案を独自に改変しCTGによる助産師RMを作成した.この主目的は,経腟分娩の管理中にCTGによる胎児警戒レベルについて助産師が判断し,さらに医師への報告をするか否かを判断する基準として利用することである.また助産師RMの導入過程の5ヶ月間に経腟分娩を試みた症例について,分娩中の助産師から医師への報告の有無および分娩時の医師立ち会い状況を調査した.始めの2ヶ月間は,助産師は従来どおりに判断し分娩管理が行われた.その後,CTGの判読に関する教育・指導および助産師RMの運用に関しての説明を医師・助産師に実施した.最後の2ヶ月間はそれに基づいた分娩管理が行われた.対象症例のCTGをすべて筆者が再判読し異常所見の有無を調べ直し,筆者が判断した助産師RM上での胎児警戒レベルと実際の分娩時における助産師の判断との違いについて調査した.今回の対象期間の前後に,医師・助産師に対してCTGおよびその判読に関する意識についてアンケート調査を実施した.【結語】助産師RMの有効性,各職員のコンプライアンス,CTGに関する意識の変化などにつき検討し報告する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 46(2) 197-197, 2009


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