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第118回学術集会(平成21年11月7日(土),8日(日))

【一般演題】
妊娠分娩合併症2
妊娠中に自然気胸を合併した2症例


宮本 翼1), 山田 靖1), 小倉 寛則1), 松原 直樹1), 小松 孝之2), 山崎 輝行1)
飯田市立病院産婦人科1), 市立島田市民病院産婦人科2)


自然気胸は男性に多い疾患とされ,妊娠中に合併することは稀であるとされる.妊娠中に気胸を合併した2症例を経験したので報告する.【症例1】24歳,初産婦,20歳-22歳で3回気胸の既往あり,胸腔ドレナージなどで治療されていた.今回妊娠中,7週,24週,28週,32週で気胸を発症し,それぞれ,胸腔ドレナージ挿入や,安静加療などで改善した.その後,気胸の発症を認めなかったが,分娩時の努責の際の気胸再発予防目的にて,妊娠37週で帝王切開することとした.術後経過は良好で,術中,産後に気胸発症は認めなかった.その後は呼吸器科を受診していない.【症例2】35歳,初産婦,気胸の既往なし.他県で分娩予定であったが,妊娠37週で特に誘引なく呼吸困難感と咳嗽が出現し,近医内科を受診したところ気胸を指摘された.実家に近い当院での分娩を希望し,紹介受診した.受診時,胸部レントゲン上,右肺の完全虚脱を認め,胸腔ドレナージを挿入し経過観察としたが,肺漏が停止せず,胸腔ドレナージ挿入のまま妊娠38週で帝王切開で分娩となった.産褥経過は良好であったが,産後も気胸の改善を認めず,また,胸部CT上,右肺上葉に多数のブラを認めたため,産褥10日目で胸腔鏡下肺部分切除術を施行された.術後経過は良好で,その後他県に戻ったため,当院への受診はない.気胸合併での妊娠では,努責時の気胸の増悪や再発が懸念されるため,インフォームドコンセントの元に分娩方法を選択する必要がある.また,妊娠週数によっては,妊娠中の胸腔ドレナージ挿入,胸腔鏡下手術の適応となる症例もあり,呼吸器科医師との緊密な連携が必要となる.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 46(3) 274-274, 2009


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