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第118回学術集会(平成21年11月7日(土),8日(日))

【一般演題】
合併症妊娠1
当院における糖尿病スクリーニング検査の現状と妊娠糖尿病の管理


長谷川 真理, 茆原 弘光, 渡辺 恒治, 足立 匡, 堤 清明, 永井 敦, 今井 史江, 永井 泰
永井クリニック産婦人科


【目的】当院では妊娠12週と24週に全症例50gGCTを施行している.本発表は当院の妊娠糖尿病(GDM)発症率と管理,経過について報告を行う.【方法】対象は,平成20年1月から,平成21年5月までに,当院で分娩した妊婦2212名である.妊娠12週と24週で50gGCTを施行,さらに陽性者には75gOGTTを施行しGDMの診断を行った.GDM群と非GDM群とで妊娠前体重・BMI,妊娠中体重増加量,出生児体重を比較した.【結果】妊娠12週と24週でそれぞれ1845名,1709名に50gGCT検査を施行,547名(29.6%)と714名(41.8%)が50gGCT検査陽性となり,30名(1.6%)と14名(0.8%)の妊婦が75gOGTT陽性(GDM群)であった.GDM群に4名の早産が認められた.早産と双胎を除外したGDM群(40名),非GDM群(2130名)の妊娠前体重・BMI,妊娠中体重増加量はそれぞれ63.0±14.7kg,25.3±5.9kg/m2,6.5±4.7kgおよび53.2±8.8kg,21.2±3.3kg/m2,9.9±3.9kgであり,全てに有意差を認めた.両群間の出生児体重は3021±456g,3012±363gで有意差を認めなかった.【結論】2.9%といわれているGDMの発症率と比較し,当院での発症率は約半分であった.妊娠中体重増加量,出生児体重は良好にコントロールされていた.これは当院での妊娠12週からの全妊婦への栄養相談と,GDM妊婦に対する4週毎の栄養指導など積極的介入が反映されたものと思われた.本発表では上記内容に加え,実際の症例を呈示して詳述する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 46(3) 298-298, 2009


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