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第118回学術集会(平成21年11月7日(土),8日(日))

【一般演題】
合併症妊娠2
妊娠を契機に全身性エリテマトーデス(SLE)が急激に増悪し心不全をきたした1例


八重樫 優子, 鶴岡 みずほ, 大藏 慶憲, 山中 政人, 松浦 孝幸, 堀内 縁, 里野 美佳, 島 絵美里, 小林 康祐, 宇田川 秀雄
総合病院国保旭中央病院産婦人科


全身性エリテマトーデズ(SLE)は膠原病の代表的疾患であり若年女性に発症しやすい.また妊娠,分娩を契機にSLEの病状が増悪することは知られている.今回我々は妊娠前コントロール良好なSLEが妊娠を契機に急激に増悪し腎炎・心不全を発症し妊娠継続不可能となった1例を経験したので報告する.症例は32歳.3妊1産.(24歳 正常分娩)既往歴は26歳でSLEと診断され内服治療なし.家族歴に母親も膠原病と診断されている.31歳に内科より不妊症で紹介され受診.クロミッド1クール内服後妊娠成立.妊娠6週2日に尿潜血認めた.妊娠12週4日尿潜血悪化し,尿蛋白認め徐々に悪化傾向.妊娠17週5日にステロイド20mg内服開始.妊娠19週4日内科受診し呼吸困難認めた.腎機能・心機能悪化認め入院.両心不全発症しておりICU管理となる.入院後尿量減少あり薬に反応なく心不全改善なし.妊娠によってSLEが増悪し心不全発症していると思われ心不全改善するために妊娠継続不可能と判断した.同時に3日間ステロイドパルス療法施行.妊娠19週5日 帝王切開にて児を解出した.術後挿管のままICUに帰室した.術後尿量も出るようになり全身状態改善みられ1病日に抜管となった.術後2週間で心機能改善した.腎炎に関しては術後全身状態悪かったため腎生検できなかった.術後61病日で退院となった.今後コントロール良好なSLEでも妊娠を機に急速に増悪することがあり妊娠初期でも内科と連携し細心の注意を払いながら管理しなければならないと思われた.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 46(3) 300-300, 2009


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