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第118回学術集会(平成21年11月7日(土),8日(日))

【一般演題】
子宮筋腫
当院における腹腔鏡下腟式子宮全摘術症例の検討


御子柴 尚郎, 徳中 真由美, 松浦 拓人, 石川 哲也, 柴田 哲生, 野口 有生
大和徳洲会病院産婦人科


【目的】婦人科における腹腔鏡下手術は,美容面や術後回復の早さから需要が高まっており当院でも適応を満たす良性疾患症例,上皮内子宮癌症例に対しLAVH,LH,TLHを行っている.今回安全な術式選択のため出血量・手術時間や合併症(開腹移行症例を含む)を検討することとした.【方法】平成15年7月より平成20年12月まで大和徳洲会病院にて行われた腹腔鏡下腟式子宮全摘術を目的とした症例252症例(LAVH187例,LH38例,TLH27例)を抽出し,後方視的に出血量,摘出物重量,手術時間,合併症を検討した.【結果】手術時間平均は各術式間で有意差をみとめ,LAVHが最も短く(133.3分),次いでLH(151.5分),TLH(194.3分)の順であった.出血量平均にはほとんど差がなく,約315mlであった.摘出物重量平均に有意差は認めなかったが,LAVH369.9g,LH415g,TLH405gであった.腹腔鏡下手術から開腹術に移行したものが6例あり,止血困難症例は3例,膀胱損傷症例は1例であった.【結論】腹腔鏡下子宮全摘術は,腹腔鏡下手術部分が多くなればなるほど手術時間を要してしまうため,膣式手術への移行のタイミングを手術全体のバランスを考え判断する必要がある.しかしながら,腹腔鏡下手術の技術向上は直視下の手術操作を増やし,筋腫付着部位が特異な症例や癒着症例を安全に手術し得ると思われた.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 46(3) 306-306, 2009


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