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第119回学術集会(平成22年6月13日(日))

【一般演題】
合併症妊娠C
・アンチトロンビン欠乏症合併妊娠の3症例


堀越 義正, 仲谷 傳生, 大川 直子, 田島 浩子, 小林 友季子, 平井 久也, 内田 季之, 鈴木 一有, 杉原 一廣, 伊東 宏晃, 金山 尚裕
浜松医科大学産婦人科


【緒言】先天性アンチトロンビン(AT)欠乏症は,抗血栓作用が低下し血栓症が多発する常染色体優性遺伝の疾患である.本疾患を合併した女性が妊娠した場合,血栓症,塞栓症が高頻度に発症するのみならず,流産,死産,妊娠高血圧症候群,胎児発育不全などを合併するハイリスク群となる.今回,当院で経験した3症例について報告する.【症例1】2経産1経産.第1回目の妊娠(24歳)経過中,妊娠33週にて妊娠高血圧腎症を発症し,妊娠34週にて常位胎盤早期剥離および子宮内胎児死亡をきたし,AT欠乏症と診断された.第2回目の妊娠(26歳)では,妊娠6週にて妊娠の診断と同時に左下肢深部静脈血栓症と診断された.AT製剤補充と抗凝固療法を開始したが,妊娠8週にて自然流産となった.今回の第3回目妊娠(28歳)では,妊娠初期よりAT製剤補充と抗凝固療法を施行し,妊娠36週4日に2332gの女児を帝王切開にて分娩した.【症例2】34歳初妊婦.妊娠前より家族歴にてAT欠乏症と診断されていた.妊娠初期より,AT製剤補充とヘパリン治療を開始し妊娠継続に成功し,妊娠39週4日に2664gの女児を経腟分娩した.【症例3】28歳初妊婦.26歳時に肺塞栓症と下肢の深部静脈血栓症を発症しAT欠乏症と診断されていた.海外旅行中に無月経となり,同時に右下肢の違和感を自覚し,同地にて妊娠ならびに右下肢の深部静脈血栓症と診断された.AT製剤補充とヘパリン治療により妊娠継続に成功し,妊娠39週2日に2750gの男児を経腟分娩した.【結語】AT欠乏症合併妊娠の3症例を経験した.妊娠初期より,AT製剤補充およびヘパリン治療を行うことにより,3症例とも生児を得ることができた.本疾患合併妊娠につき文献的考察を含め報告する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 47(2) 254-254, 2010


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