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第119回学術集会(平成22年6月13日(日))

【一般演題】
妊娠合併症
・OHVIRA症候群にて患側子宮摘出後に経腟分娩にて生児を得た1例


橋田 修, 助川 明子, 葉山 智工, 元木 葉子, 永田 智子, 野村 可之, 村瀬 真理子, 榊原 秀也, 平原 史樹
横浜市立大学産婦人科


【緒言】子宮奇形の頻度は4.3%と報告されている.ミュラー管の癒合不全の程度により様々な病態を呈するが,特に重複子宮,片側腟壁閉鎖,同側腎欠損を合併したものはObstructed Hemivagina and Ipsilateral Renal Anomary Syndrome(以下OHVIRA症候群)と称されている.今回,我々はOHVIRA症候群にて患側子宮摘出後自然妊娠し,経腟分娩にて健児を得た1例を経験したので報告する.【症例】22歳,1回経妊0回経産【現病歴】初経15歳,月経周期30日型.初経より月経困難症を自覚していた.20歳時,月経3日目より通常の月経痛に加えて,発熱と下腹部痛を自覚し,前医を受診して入院となった.入院時のCT,MRIにて重複子宮,左卵巣内膜症性嚢胞,左腎欠損を認め,精査・加療目的で当院紹介受診となった.OHVIRA症候群と診断しX年8月腹式単純左子宮全摘術,左付属器摘出術を施行した.その後,X+1年5月に自然妊娠するも妊娠10週に自然流産となった.X+2年3月に自然妊娠し,以後当院で妊娠管理をしていた.妊娠中は異常なく順調に経過した.分娩方法に関しては手術所見より右側子宮には切開を加えてないことからdouble set up下で経腟分娩の方針とした.妊娠40週,前期破水後に陣痛発来した.分娩は順調に進行し頭位経腟分娩となった.児は2620g女児,Apgar score1分後9点,5分後9点,母児ともに順調に経過し退院となった.【結語】子宮奇形合併妊娠の場合は,子宮・腟の解剖学的異常により流・早産,胎児発育遅延,胎位異常,微弱陣痛などを伴い易く,分娩は帝王切開を選択することが多い.本症例では子宮奇形の種類,手術時の所見などを考慮し,慎重な妊娠経過観察を行うことにより経腟分娩が可能であった.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 47(2) 257-257, 2010


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