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第120回学術集会(平成22年11月28日(日))

【一般演題】
子宮内膜症
帝王切開術瘢痕部に発生し,月経時に疼痛を伴った腹壁子宮内膜症の1例


松岡 歩1), 木村 博昭1), 寺岡 香里1), 江口 修1), 小林 治1), 神山 正明1), 西原 弘治2), 松嵜 理2)
国保君津中央病院産婦人科1), 国保君津中央病院病理2)


【症例】36歳.1経妊1経産.32歳時,25週で前置胎盤・前期破水のため緊急帝王切開術(古典的帝王切開術)を施行した.数カ月後より瘢痕部に腫瘤を触知し始めた.腫瘤は徐々に増大し,月経時に疼痛を伴うようになったため当科を受診した.帝王切開術の瘢痕下部の皮下に可動性不良で圧痛のある3cm×3cm大の硬い腫瘤を認めた.経腹超音波検査ガイド下に18G針にて穿刺するも内容は吸引できなかった.MRIを施行し,同部位にT1強調像,T2強調像ともにlow intensityな腫瘍を認めた.CA125は47,4と軽度上昇していた.臨床症状および検査所見より瘢痕部に生じた腹壁子宮内膜症を考え,形成外科にコンサルトの上,腫瘍切除術を施行した.腫瘍は病理学的に子宮内膜組織であり,腹壁子宮内膜症と診断された.術後経過は良好であり,月経時の疼痛も消失した.【考察】痛みまたは出血が月経時期と関連のある場合には,異所性子宮内膜症を鑑別診断として考慮する必要がある.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 47(3) 314-314, 2010


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