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第120回学術集会(平成22年11月28日(日))

【一般演題】
術後合併症とその予防
周術期肺血栓塞栓症に対する下大静脈フィルターに関する検討


利岡 あゆみ, 須賀 新, 手島 薫, 今井 幸, 楠木 総司, 木村 美葵, 寺尾 泰久, 加藤 聖子, 竹田 省
順天堂大学産婦人科


【目的】肺血栓塞栓症(PTE)は深部静脈に形成された血栓が遊離し,肺動脈を閉塞,呼吸循環障害をきたす疾患である.ひとたび発症すると,死亡率は高率であり,癌周術期におけるPTE発症の予防は重要である.下大静脈フィルター(IVCF)はPTEの予防手段の一つであるが,周術期に関する明確な指針はない.我々は婦人科癌の手術前に血栓症を指摘,IVCFを留置しPTEを予防できた8症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.【方法】2002年から2009年までの婦人科癌症例のうち,血栓症合併8例を対象とした.内訳は卵巣癌7例,子宮体癌1例.年齢,組織型,症状,術前のFDP-D値,診断方法,IVCF予後,術式に関して検討した.【成績】年齢は平均50.8歳(42-64歳),組織型は明細胞腺癌4例,類内膜腺癌3例,漿液性腺癌1例,stageは1期4例(1a1例,1b1例,1c2例),3〜4期4例(3c1例,4期3例)であった.有症状は8例中5例に両下肢浮腫を認め,3例に疼痛・発赤を認めた.無症候性は3例で,全例術前検査により発見された.全症例でFDP-Dの上昇(mean18.2;2.3-48.7)を認めた.4例が下肢静脈造影により,4例は胸部から膝下部までの造影CTで診断された.IVCFのタイプは,永久型4例,一時留置型4例(1例は再挿入施行し,永久型に入れ替え).基本術式(腹式単純子宮全摘術,両側付属器切除術,大網切除術)施行は8例で3例は後腹膜リンパ節郭清術施行し得た.【結論】IVCFを挿入した全8症例で,PTEを発症せず血栓をコントロールし,手術施行できた.IVCFはPTE予防に有効な手段であるが,その適応やIVCFの選択には十分な検討が必要である.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 47(3) 364-364, 2010


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