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第120回学術集会(平成22年11月28日(日))

【一般演題】
産褥
産褥期異常出血の3例(産科危機的出血のガイドラインに照らし合わせた検討)


小松 央憲, 定方 久延, 井上 千春, 矢崎 聡, 阿美 寛人, 阿美 聡明, 勝俣 祐介, 峯岸 敬
群馬大学産婦人科


(緒言)分娩時出血は母体死亡の主要な原因のひとつであり,その回避のためには母体のバイタルサイン・出血量・凝固異常の有無などについて的確な判断と対応が求められる.多忙な現場で予期せぬ出血に迅速に効率よく対処するためのガイドラインが関連5学会より提言された.そこで当院で経験した産褥期出血3例において,その対応について検討した.(症例1)子宮筋腫合併妊娠.前医にて妊娠40週,胎児適応にて緊急帝王切開を施行されたのち,多量の持続出血を認めたため輸血を行いつつ当院へ搬送されたのち,子宮摘出術を施行した.搬送までの総出血量は2320ml.SI(shock index)は1〜1.57で経過していた.(症例2)開業医にて妊娠41週,吸引分娩ののち,多量の出血・ショック状態を認め,前医へ搬送.ICU入室し,輸血・ドーパミン投与など集中治療を行った.その後,当院へ全身管理目的で搬送されたが,急性期は脱しており症状は安定していた.多臓器不全の症状として肝・膵機能の上昇が認められていたが,絶食・補液で改善した.前医搬送までの総出血量は約1000ml(当院搬送までは4005ml).前医搬送時のSIは2.42.(症例3)妊娠40週.陣痛発来後胎児徐脈を認めたため,緊急帝王切開施行.術後,出血持続しており当院へ搬送.輸血のみで軽快した.搬送までの総出血量は2650ml.SIは1以下で経過していた.(考察)症例1,2では出血量,SIからみて危機的出血に至っており,症例1では搬送までに9時間以上経過していた.3例とも母体救命はできたものの,ショック・子宮摘出・多量の輸血という結果を招いており,今後ガイドラインに基づいた対応を工夫していく余地があると思われた.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 47(3) 377-377, 2010


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