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第122回学術集会(平成23年10月30日(日))

【一般演題】
良好な妊娠管理をし得たクローン合併妊娠の一例


手塚 真紀, 山本 泰廣, 森嶋 かほる, 野村 香央里, 神津 円, 坂巻 健, 小林 浩一
社会保険中央総合病院産婦人科


【序】クローン病(Crohn Disease:CD)とは,口から肛門までの全ての消化管粘膜に慢性の炎症,潰瘍を起こす原因不明の疾患である.当院は2005年1月〜2011年6月までにCD合併妊娠27例を経験しているが,今回,良好な妊娠管理をし得たCD合併妊娠の1例を経験したため報告する.【症例】37歳0回経妊0回経産,既往歴:クローン病以外に特記事項なし.15歳CD発症.増悪と寛解を繰り返し,他院で薬物療法,手術療法施行していた.37歳結婚,自然妊娠.妊娠6週頃より間欠的な腹痛が出現し,炎症反応も上昇したため,6週4日,産婦人科と併診できる当院転院.CD再燃考えられ,精査加療及び今後の妊娠継続の可否の検討の為7週4日入院.絶食・IVH管理・抗生剤投与にて症状改善.13週5日,在宅IVH,経口栄養剤開始し退院となった.その後経過は順調であったが,32週よりIUGR,羊水過少出現.33週2日,精査加療のため再入院.入院時EFW1722g(-1.3SD),AFI5.96.母体の炎症反応も上昇しており,CD再燃と考え,再び絶食・IVH管理とした.絶食による腸管の安静により,CDの状態は35週より改善.それに伴い,児成長・羊水量増加し,36週6日,EFW2566g(-0.2SD)AFI10.1まで改善.痔ろうの悪化防止,骨盤位の適応により,37週2日帝王切開術施行.2594g女児,ApS9(1分値).術後,IVH,経口栄養剤,治療食開始し,産後10日目,母子共に退院となった.【結語】今回我々は妊娠初期と後期に危機的状況を母体の原疾患治療によって改善せしめたCD合併妊娠の1例を経験した.CD合併妊娠管理には,経験と予測,各科の連携が不可欠と考えられる1例であった.


関東連合産科婦人科学会誌, 48(3) 305-305, 2011


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