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第122回学術集会(平成23年10月30日(日))

【一般演題】
Gemcitabineによる化学療法中に溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こした卵巣癌の1例


西沢 千津恵, 村中 愛, 掛川 哲司, 森 篤
長野市民病院婦人科


HUSは溶血性貧血 血小板減少 腎機能障害を呈する症候群である.Gemcitabine(GEM)は再発卵巣がん治療の選択肢のひとつであるが,まれにHUSを引き起こすことが報告されている.今回我々は卵巣癌でHUSを発症した症例を経験したので報告する.症例は54歳.卵巣癌3c期 明細胞腺癌.術後補助療法としてCPT11/CDDP療法をおこなった.肝転移が出現したため,gemcitabine/CBDCAを6コース行った.その後CBDCAに対するアレルギー出現したため,gemcitabineのみで5コースの化学療法をおこなった.その頃から貧血 血小板減少が著明となり輸血を行なった.経過中Cr 3.7mg/dlとなったため,HUSをうたがい,腎臓内科へ転科となった.血小板減少,腎機能障害,ハプトグロビン感度以下,LDH1087,破砕赤血球の存在などからHUSと診断した.血漿交換および血液透析をおこない,貧血,血小板減少は改善したが,腎機能は回復せず,維持透析となった.


関東連合産科婦人科学会誌, 48(3) 357-357, 2011


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