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第123回学術集会(平成24年6月17日(日))

【一般演題1】
腹腔鏡下手術におけるERASの実践と今後の課題


吉田 惠美子, 地主 誠, 菊地 盤, 北出 真理, 熊切 順, 竹田 省
順天堂大学産婦人科


ERAS(Enhanced Recovery After Surgery)とは,チーム医療においてエビデンスに基づく医療を包括的に組み合わせて実践し,アウトカムの総合評価からその向上を目指す術後回復強化プログラムである.当科における良性疾患手術では,以前より積極的に腹腔鏡下手術を導入し,低侵襲手術を行ってきた.さらに術後早期離床を中心に,術前情報提供カウンセリング,前投薬の廃止,胃管留置の廃止,術中体温管理の実践にて早期退院と早期社会復帰を実現し,患者満足度の向上を目指してきた.
今回,アウトカムの評価において,患者満足度やインシデント防止の面からも評価・改善を加えた.新たな改善点としては,腸管運動の維持・回復促進と周術期合併症の予防を目的として,術前経口炭水化物負荷補水の導入を中心に,腸管前処置の廃止,絶飲食期間の短縮を行った.加えて,麻酔科との協力体制による術後悪心・嘔吐対策および看護部との連携を行うことにより,手術当日離床を実践するERASプロトコールに基づくクリニカルパス導入に至った.
そこで我々は,ERAS導入前後において症例の比較検討を行い,ERASプロトコールの評価と考察,および今後の問題提起も含め報告する.


関東連合産科婦人科学会誌, 49(2) 287-287, 2012


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