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第123回学術集会(平成24年6月17日(日))

【一般演題4】
浸潤性子宮頸部扁平上皮癌に対して子宮頚部円錐切除後に自然妊娠し生児を得た1例


太田 奈月, 金田 容秀, 関根 花栄, 祖川 侑子, 楠木 総司, 須賀 新, 寺尾 泰久, 加藤 聖子, 竹田 省
順天堂大学産婦人科


(緒言)子宮頚部扁平上皮癌1b1期に対して子宮頚部円錐切除術,化学療法および骨盤リンパ節郭清術後に自然妊娠し,生児を得た1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.(症例)33歳,0経妊0経産,23歳頃より子宮頚部異形成を指摘.33歳時に不正出血を認め,子宮頚部狙い組織診で扁平上皮癌の診断となった.微小浸潤癌が疑われたため子宮頚部円錐切除術を施行した.9mmの間質浸潤と14mmの広がりを持つ扁平上皮癌であり,FIGO進行期1b1と診断した.切除断端は陰性,脈管浸潤は認めなかった.広汎子宮全摘術をすすめたが,患者は妊孕性温存の希望が強く,十分なインフォームドコンセントのもと,化学療法としてTP療法を3コース施行した後,骨盤リンパ節郭清術を行った.その後再発所見は認めず,術後1年9か月で自然妊娠した.子宮頸管長20mm以下であったため,予防的に妊娠14週に子宮頚管縫縮術を施行した.妊娠37週5日に正常経腟分娩で2780gの女児を得た.現在術後3年4ヵ月での再発徴候は認めていない.子宮頚部浸潤癌において,脈管浸潤を認めない場合でも骨盤内リンパ節転移の頻度は1a2期で0〜10%,1b1期では20%程度と言われており,2011年の日本婦人科腫瘍学会によるガイドラインでは子宮全摘術が推奨されている.1a2,1b1期での妊孕性温存療法の報告例はあるが,その予後についてのエビデンスはない.今回我々は,子宮頚部扁平上皮癌1b1期に対して子宮温存し再発することのなく生児を得ることができた1症例を経験した.


関東連合産科婦人科学会誌, 49(2) 295-295, 2012


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