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【症例報告】
子宮頸部大細胞神経内分泌癌の1例


川野 藍子, 荒川 明日菜, 上西園 幸子, 佐藤 玲南, 須郷 慶信, 大井 由佳, 鈴木 理絵, 武居 麻紀, 安藤 紀子, 茂田 博行
横浜市立市民病院産婦人科


 子宮頸部大細胞神経内分泌癌(LCNEC)は子宮頸部に発生する稀な腫瘍である.今回我々は,LCNECの1症例を経験したので報告する.症例は40歳女性,2経妊2経産で不正出血を主訴に受診.子宮頸部細胞診の結果は腺癌,子宮頸部組織診の結果は扁平上皮癌であった.組織型は不明だが,子宮頸癌Ib1期の診断で広汎子宮全摘術を施行した.肉眼的に2 cm大の腫瘍を子宮頸部前唇に認め,術後病理組織検査で,免疫染色により子宮頸部大細胞癌Ib期(pT1b1N0M0)と診断した.頸部間質浸潤1/3以上で脈管侵襲を認め,術後補助療法の適応と判断した.遠隔転移再発の報告が多く,全身化学療法を選択しPE療法(シスプラチン75 mg/m2 Day 1,エトポシド100 mg/m2 Day 1〜3)を6コース施行した.現時点で再発兆候は認めず経過している.予後は悪く,集学的治療を行っても生存率は低いとされているが,稀な腫瘍であるためその治療法は確立していない.効果的な治療法の確立においては今後も検討が必要である.

Key words:Cervical cancer, Neuroendocrine, Large cell, Chemotherapy

関東連合産科婦人科学会誌, 49(4) 609-613, 2012


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