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第125回学術集会(平成25年6月15日(土),16日(日))

【一般演題】
妊娠初期における甲状腺ホルモン異常妊婦の頻度に関する調査・検討


寺田 光二郎, 佐川 義英, 古村 絢子, 鮫島 大輝, 落合 尚美, 中村 泰昭, 中川 圭介, 中江 華子, 五十嵐 敏雄, 梁 善光
帝京大学ちば総合医療センター産婦人科


【目的】妊娠初期の甲状腺ホルモンの異常は胎児に悪影響を及ぼすことが報告されている.また,妊娠時における甲状腺疾患管理の国際ガイドラインが2007年に発表された.当科ではこれに則り,妊娠初期に甲状腺ホルモンの測定を行い異常例に対して治療介入を開始した.測定結果を解析し,甲状腺機能異常の妊婦の頻度を検討した.【方法】2012年4月〜9月にインフォームドコンセントを得た妊娠12週未満の妊婦38名に対し,胎芽心拍を確認した時点でFT4,TSHの採血を行った.FT4値が異常値で,さらにTSHが2.5μIU/l以上を甲状腺機能低下症,TSHが0.05μU/ml未満を甲状腺機能亢進症と定義し,それぞれFT4が正常値にもかかわらずTSHが上記異常値であった場合は潜在性甲状腺機能低下または亢進症と分類した.【成績】1.3名(7.9%)が妊娠以前から甲状腺機能亢進症に対して内服治療を行っていた.これらの3症例の妊娠初期の甲状腺ホルモンの値は全例正常であった.2.5名(13.2%)にTSH値の異常を認めた.3.その内訳は,潜在性甲状腺機能亢進症が3名(7.9%),潜在性甲状腺機能低下症が2名(5.2%)であり,新たに発見された甲状腺機能亢進・低下症の妊婦はいなかった.4.潜在性甲状腺機能低下症の妊婦にはチラージンを開始した.一方,潜在性甲状腺機能亢進症の妊婦症例は無治療での経過観察とした.【結論】甲状腺ホルモン異常を有する妊婦は,すでに顕在化して診断がついているもので約1割,さらに潜在的有病者も同程度に存在することが明らかとなった.このことより妊娠初期のホルモン採血並びに治療の必要が確認された.今後は小児科との連携して出生後の精神発達や身体的発達の評価を計画している.


関東連合産科婦人科学会誌, 50(2) 339-339, 2013


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