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第125回学術集会(平成25年6月15日(土),16日(日))

【一般演題】
内視鏡手術経験の少ない術者における単孔式手術の検討


秋野 亮介, 安藤 直子, 宮上 哲, 苅部 瑞穂, 岡田 裕美子, 中里 左保子, 真井 博史, 荒川 香, 折坂 勝, 佐々木 康, 長塚 正晃
昭和大学横浜市北部病院産婦人科


はじめに)単孔式手術は,創部の整容性に優れ,多くの施設で取り入れられてきているが,鉗子間距離の問題から多孔式より操作が困難なことが多い.しかし近年のパワーソースの普及により,内視鏡手術の経験が少ない術者でも安全に単孔式手術が行えるようになったため,当院では単孔式手術を行う機会が増えてきている.対象)今回我々は内視鏡手術の経験が少ない術者が安全に手術が行えているかを検討するうえで,当院の内視鏡技術認定医と比較し検討を行った.症例は当院で単孔式を導入した2010年から2012年の付属器切除症例を対象に検討した.このうち,重症子宮内膜症症例は除いた.また,すべての手術は内視鏡技術認定の指導のもとに行った.結果)対象症例は技術認定医9例,内視鏡手術経験の少ない術者8例であり,単孔式手術が完遂できなかったのは後者の術者による1症例のみで,大きな線維種のため検体回収が困難であり2孔式へ移行した症例であった.出血量の平均はそれぞれ技術認定医で57.8ml,内視鏡手術経験の少ない術者で76.2mlと有意差は認めなかった.また,手術時間においてはそれぞれ79.5分,120分と技術認定医の方が短い傾向にあった.結論)術者の内視鏡手術の経験が少なくても,単項式付属器摘出術は技術認定の指導のもとであれば安全に手術が可能である.


関東連合産科婦人科学会誌, 50(2) 381-381, 2013


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