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第126回学術集会(平成25年10月26日(土),27日(日))

【若手ポスターセッション3】
異所性妊娠に対するMTX全身投与を行った50症例の転帰


神垣 多希, 難波 聡, 新澤 麗, 水上 順智, 鈴木 元晴, 三木 明徳, 板倉 敦夫, 亀井 良政, 石原 理
埼玉医科大学産婦人科


【目的】異所性妊娠に対するMTX全身投与は,妊孕性を温存できる可能性のある治療選択肢である.当院での経験が6年間で50症例に達したのを機に,治療の成否を分けるポイントを主として治療直前のhCG値をもとに検討し,MTX治療後の妊孕性の予後を明らかにすることを目的とする.【方法】当院のプロトコールに沿って異所性妊娠に対しMTX全身投与を施行した症例(2007年7月〜2013年6月 50症例)を後方視的に解析した.うち40症例が卵管妊娠,10例は妊娠部位不明の腹腔内妊娠であった.【成績】50症例中,8症例がMTX治療後に緊急手術を要した(16%).治療直前の血中hCG値が3300mIU/mL以上の場合には,後に緊急手術を要する割合が8例中5例(62.5%),3300mIU/mL未満の場合は43例中3例(7.0%)であった.MTX治療後に妊娠の成立した症例は15例であった.うち7例が流産となり(46.7%),再度異所性妊娠を繰り返した症例は1例のみだった.【結論】MTX治療の成否を分けるカットオフをhCG3300とするのは妥当である.MTX治療後の再度の異所性妊娠の確率は高くないが,流産症例が多い点が注目される.


関東連合産科婦人科学会誌, 50(3) 450-450, 2013


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