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第126回学術集会(平成25年10月26日(土),27日(日))

【若手ポスターセッション4】
Sister Mary Joseph's Nodule(悪性腫瘍臍転移)により発見された進行付属器悪性腫瘍の2例


福島 治朗, 篠原 諭史, 多賀谷 光, 深澤 宏子, 大森 真紀子, 端 晶彦, 平田 修司
山梨大学医学部産婦人科


【緒言】Sister Mary Joseph's Nodule(以下SMJN)は腹腔内悪性腫瘍の臍転移の総称であり,予後不良因子であり,原発巣として胃癌ならびに大腸癌が多いとされている.今回われわれは臍転移をきっかけに発見された子宮付属器悪性腫瘍2例を経験したので報告する.【症例1】45歳,0経妊0経産,臍部の硬結と両側鼠径リンパ節の腫脹を認め,画像検査にて右子宮付属器に腫瘍を指摘されたため,当科を紹介受診した.試験開腹を行い,腹腔内の確認と腫瘍部分切除,臍腫瘍摘出術を施行した.病理結果は漿液性腺癌,G3であり,卵管癌IV期と診断された.CDDPの腹腔内投与を含む化学療法を行った.化学療法の著効後に骨盤内リンパ節郭清を含む内性器全摘,大網切除術を施行し,肉眼的に残存腫瘍なしの状態にできた.一時無病生存したものの,その後再発し,治療開始より33か月後に永眠された.【症例2】65歳,3経妊3経産.臍部の腫瘤を自覚し受診した皮膚科での生検で漿液性腺癌,G3であった.画像検査にて卵巣腫瘍,多発腹膜播種を認め,当科紹介受診した.卵巣癌IV期の診断で化学療法(TC療法)を先行したところ著効した.その後,単純子宮全摘出,両側付属器切除,大網切除,臍腫瘍切除,腹膜播種巣切除術を施行し,肉眼的な残存腫瘍を認めない状態となった.しかし,その後腹腔内の再発を認め,化学療法を施行中である.【結語】SMJNを伴う悪性腫瘍はきわめて予後不良であり,12か月以上の生存例は少ないとされる.付属器悪性腫瘍原発の場合は化学療法,外科的治療を含めた集学的治療により,他臓器原発の場合に比べ予後の延長を図ることができる症例があるものと考えられた.


関東連合産科婦人科学会誌, 50(3) 452-452, 2013


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